東日トルクレンチの用語で、プリロック式というものがあります。
こちらについて解説いたします。
まずトルクレンチは自由にトルク値の変更ができるプリセット式というものがあります。
トルク値の変更はフクメモリというトルクレンチについているつまみにて自由に変更可能です。
代表的な機種として、QL、CLなどがあります。
次に例えば工場のラインなどで使用するので、作業者の方にトルクの値を変えてほしくない場合があります。そこで単能型というトルクレンチがあります。これは注文する際、トルク値もお聞きして、トルク値をセットして、出荷します。そのトルク値専用で使用し、後でトルク値の変更ができません。SP、RSP、QSP等があります。
プリロックというのはその中間にあたる製品で、トルク値の変更はあまりしたくないが、途中でトルク値の変更がある場合に有効です。具体的には、トルク値の変更は六角棒レンチにて行ないます。良くみる黒いL字型の工具です。トルク値の変更はその六角棒がないとできません。代表的な機種にPQL、PCLなどがあります。
プリセット式と単能型に比べ、多少影が薄いかもしれませんが、こちらも宜しくお願いします。